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コラム・「コロナ離婚」は本当にあるのか?

コロナ離婚は本当にあるのか?

本日は、「コロナ離婚」というものが本当に存在するのか?というテーマを法律事務所の観点から掘り下げ、解説を試みたいと思います。

ここで「コロナ離婚」とは、新型コロナウィルスという社会問題のせいで、円満だった夫婦が離婚に至ってしまうケースを指すと定義させていただきます。

離婚相談件数の現状

まず、当法律事務所(つくば市)に限っての現象ですが、離婚相談が以前にも増して増加しており、このことだけをとらえると、「コロナ離婚」は世間一般でも多数ある、と考えることもできます。

もっとも、当事務所で承ってきたご相談内容を具体的に分析してみると、「コロナ」と「離婚」を関連づけるものはあまり認められないということも指摘することができます。

なぜ離婚相談が急増しているのか?

上記のような現状を踏まえた結果、見解としては次のとおりです。

不要不急、ソーシャルディスタンスといった新しい言葉、文化が定着しつつある中、

私自身も感じているところなのですが、多くの方においても社会生活の中で、「本当に必要なもの」「本当に価値のあるもの」を自然と選択し、場合によってはそれ以外のものを捨てるという行動をとるようになってきたのではないでしょうか。

このように物事を厳選していく意識がはたらくと、夫婦関係というものについても今一度見直そうという考えにいたってもおかしくありません。

すなわち、「コロナ離婚」の正体とは、もともと円満だった夫婦がコロナのせいで離婚に至ってしまったというものではなく、もとより存在していた夫婦関係の問題について、コロナがそれを顕在化させるトリガーになってしまったというものであろうと考えられます(仮説)。

そうだとすれば、今まで見て見ぬふりをしてきた問題への気づきがあり、それを解決するいい機会ともいえるわけですので、離婚等を考えるようになられた方は一度弁護士などに相談をしてみてもよいのではないでしょうか。

法律事務所つくばコムは離婚問題を専門的に取り扱い、多くの相談実績がありますので安心してご相談いただけます。

初回相談は無料となっておりますのでお気軽にお問い合わせください。

 

いずれにしても、ウィズコロナの時代も力強く生きていきましょう!

 

               2020年8月27日  弁護士 福嶋正洋  

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